戦前の写真と現在の写真のジェネレーションギャップ
奉納写真を訪ねてこられる方がお孫さん等若い方が増えてきたので、戦前の写真を調べた。
戦前の奉納写真の時代は、カメラ・写真は専門家が使う高価で特別な贅沢品の時代
- 戦前においては、一部の富裕層を除けば、カメラは写真屋・写真館か、報道関係者だけだった。
- 一般の人にとって戦前の写真とは、写真屋さんに頼んで「よほど特別の機会の時に、撮ってもらう特別なもの」で写真の値段が高価で、本当に贅沢で特別な記念品だった。
写真フイルムが登場するまでガラス乾板で、明治20年代~昭和30年代まで70~80年間使られた
- ガラス乾板は無色透明の平らなガラス板の上に、写真感光材を塗布したもので、ゼラチン層の上に臭化銀の感光乳剤が塗布された。
- 現像・プリントも暗室を使って手作業で行った。
- 軍服や学生服の黒に多くの変色がみられる。定かではないが、感光材や現像処理の影響で、あとで化学変化が起きたのかも。
出典:「カメラのキタムラ」